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しばやんの日々

郵便事業を創始した前島密は飛脚屋の失業対策まで考え抜いていた

前回記事で明治時代の電信業の始まりの苦労について書いたが、今回は郵便の事について書くことにしたい。政府による郵便事業が始まったのは明治三年(1870年)のことなのだが、それ以前に信書はいかなる方法で運ばれていたのだろうか。【東海道五拾三次 平塚 安藤広重画】石井研堂の著書にはこのように解説されている。「…不完全ながらも、全国中重(おも)なる都邑には、飛脚屋の設けあり。各所の飛脚屋互いに気脈を通じ、私に信書...