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平湯温泉から上高地を散策して濁河温泉へ ~~ 岐阜・長野方面旅行二日目

旅行の二日目は、平湯温泉から上高地を往復し、濁河(にごりご)温泉に行く旅程だ。

実は10年ほど前に上高地行ったのだが、天気が悪かったうえにバス旅行で2時間程度の自由時間しかなく、小雨の降る中を大正池から河童橋までを歩いただけで、肝心の山はほとんど見ることができなかった。

上高地へはマイカーが利用できないのでバスで行くしかないが、平湯温泉なら宿から歩いてすぐに平湯バスターミナルに行けるし、そこから上高地行きのバスが30分ごとに出ている。
今回のようなマイカー旅行の場合は、他の温泉に宿泊したのであればこのバスに乗るのにあかんだな駐車場に車を半日預けなければならないが、3時くらいに平湯温泉に戻る計画であれば宿泊した旅館にお願いすれば車を預かってもらえるメリットもある。上高地を往復するのならば平湯温泉で宿泊すれば、時間の無駄が少なくて済む。

7時過ぎに宿の朝食を済ませ宿をチェックアウトして、7時30分の上高地行きのバスに乗り込む。この時間帯だとさすがに渋滞はなく20分くらいで大正池のバス停に着いた。

上高地散策マップ

本日歩く予定のコースは、大正池→田代橋→ウェストン碑→河童橋→明神館→明神橋→明神池→河童橋の4時間程度の標準コースだ。

バス停前の大正池ホテルで散策地図を購入して、大正池に向かう。
大正池

この時期には大正池は早朝に霧がよく出るそうだが、まだわずかに水面に霧が残っていてちょっぴり神秘的な景観を味わうことが出来た。

大正池を過ぎて林を抜けると、田代湿原が広がり、この池が田代池。
田代池

非常に浅い池で、澄んだ湧水を湛えて穏やかに流れていく。

朝の梓川は川面の所々で霧が発生している。こんな幻想的な川の景色を今まで観たことがない。
霧の梓川

私のカメラ技術ではなかなかうまく撮ることができなかったが、実際はもっと霧が深く美しかった印象にある。

田代橋で梓川を渡り、ウェストン碑を過ぎて河童橋に向かう。
上高地の猿

途中でこのような猿の親子連れを二度ばかり遭遇した。
河童橋で再び梓川を渡った頃に、小雨が降り小休憩を取る。
河童橋

大正橋からここまで1時間10分程度だ。

そして再び歩き始め梓川左岸道を進んで50分程度で明神橋につく。
明神橋

明神橋を渡ると明神池はもうすぐだ。

明神池は穂高神社の神域となっており、途中から神社の参道となっている。
穂高神社参道

明神池の入り口で300円の拝観料が必要だ。

明神池は素晴らしいところだった。
明神池

大正池と同様にわずかに霧が立って、鏡のような水面が周りの山々を映し出す。神々しいまでの美しさだ。

明神池の鴨

カルガモがゆっくりと泳いでいる。ここでは自然のすべてが美しい。
このような景観をこのまま手をつけずに、いつまでも残しておいてほしいものだ。

明神池の近くに建つ嘉門次小屋で有名な岩魚の塩焼きを食べたが、これは小屋の囲炉裏で焼いたものでなかなか旨かった。

こんどは梓川右岸道を進んで河童橋を目指す。梓川右岸道は左岸と異なり湿地帯をかなり通るので、木で造られた遊歩道の上を歩くことが多いために、やや時間がかかる。

梓川右岸

しかし景色については、左岸道はやや単調で、右岸道の方が変化に富んでいて良かったように思う。

梓川右岸2

河童橋に戻り小休止の後バスターミナルで1時頃の平湯行きのバスに飛び乗ったが、対向車線は上高地に向かうバスとタクシーが駐車場が空くのを待って数百メートルの長い列を作っていた。対向車の長い列を横目に見ながらバスはスイスイ進んでいくのだが、朝一番で上高地に行く旅程を組んだのは大正解だった。

愛宝館の旅館駐車場に戻って、今度は濁河温泉にカーナビをセットする。最近はカーナビを信頼して、地図を持っていかなかったのは失敗だった。カーナビがとんでもない悪路を選択してしまった。
カーナビが選択したのは秋神温泉から山越えするルートで距離的には最短の道ではあったが、道幅3mあるかないかのカーブだらけの狭い山道で、何年も前から舗装されておらず表面がボロボロ状態であった。「落石注意」の看板が何箇所かあり道路に石がいくつも転がっていたり、「段差注意」で道路に段差があったりで、こんなに緊張した運転ははじめてだ。 対向車が来ないことを祈りながら運転したのが良かったのか、運よく対向車が道路幅の広いところですれ違うことが出来たのでなんとかなったが、こんな道は二度と走りたくないと思った。

旅館に着いて従業員に道のことを言うと、「秋神温泉からの道は近道ですがかなり悪路です。」と言われて地図を受け取ったが、家に帰ってから旅館のHPでアクセス方法を確認すると、なんと「カーナビで…秋神温泉方面へ案内することがございますが、秋神温泉から先は細い林道になりますので、こちらからのルートはあまりお勧めしません」と、しっかり書かれていた。

旅館御岳アクセス地図

上の地図は旅館のHPで案内されている地図である。

事前に旅館のHPをアクセスして確認していればこんな道を通ることもなかったと思うのだが、田舎の道を走るのにカーナビを過信するのはよくないことが身にしみてよくわかった。

ところで濁河(にごりご)温泉は御嶽山の7合目、標高1800mにあり、原生林に囲まれた秘境にある。また万座温泉とならび通年自動車で辿り着ける国内最高所の温泉とも言われている。

私が泊まったのは「旅館御岳」という施設だが、旅館というよりは大規模なホテルという感じの建物で、ここは温泉も料理も設備もなかなか良かった。
風呂はもちろん源泉かけ流しで、空気に触れると黄土色から赤褐色に色が変わる湯質だそうだ。
川のせせらぎや原生林の鳥のさえずりを聞きながら、きれいな空気を思い切り吸って、ゆったりと温泉につかるのは最高の気分だった。
また飛騨牛や山菜などをふんだんに使った料理も美味しく、部屋の温度はクーラーなしでも涼しく快適で、夜も熟睡できて充分に満足した。<続く>
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Author:しばやん
京都のお寺に生まれ育ち、大学の経済学部を卒業してからは普通の会社に入りました。
若いころはあまり歴史に興味を覚えなかったのですが、50歳のころに勝者が叙述する歴史が必ずしも真実ではないことに気が付き、調べているうちに日本史全般に興味が広がっていきました。

平成21年にBLOGariというブログサービスでブログを始めましたが、容量に限界がありバックアップもとれないので、しばらく新しい記事を掲載しながら、過去の主要な記事を当初の作成日にあわせて、4か月ほどかけてこちらのブログに手作業で移し替え、平成26年の1月に正式にこのブログに一本化しました。
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